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記事: 04:金融のプロがとかく斜陽と言われがちな印鑑業界を応援している理由。

04:金融のプロがとかく斜陽と言われがちな印鑑業界を応援している理由。

04:金融のプロがとかく斜陽と言われがちな印鑑業界を応援している理由。

家安:しかしなかなか印鑑周りに普通はいない面子揃いですよね。笑。でも私としては意外と一番驚いているのが銀行マンの存在。だって通常、銀行マンって渋いですよね、いろんな意味で。(すみません)右肩上がりの業界ならまだしもどうしても先行きが厳しそうだぞみたいなことを言われがちな印鑑業界じゃないですか。そこに投資し、応援しようなんて。なかなか異色かと。言われません?行内でも。

生原:銀行って確かに通常だと現業の補強とその延長にある拡大を支援し、確実なリターンを目指すことって大切なんです。そういう意味では右肩上がりとは言えない業界ですよね、印鑑って。また物としても私は銀行マンですから物の良し悪しというよりも印鑑って通常だと手続きの最たるもので、印鑑文化がどうこうなんて考えたことはなく、物ではなく証明書としてや承認として押したものに意味があるもの世界にいますからね。

家安:それなのにかなり熱烈なサポートを継続されていますよね。どこに可能性を感じているんでしょう?

生原:今までと全く違うマーケットやターゲットに目を向けていることです。原田社長のところは新しいことにチャレンジしておられる。いろんな会社をみてますが、なかなかここまで新しいことに取り組もうとされるのは珍しいことです。もちろん支援にかけた時間とリターンのバランスとかをいう人もなくはないですが、私がこのプロジェクトに可能性を感じているのは、新しい人たちに今までとは違う意味を提案しようとしているところですね。

山下:印鑑って良くも悪くも話題になりましたよね。ペーパーレス云々で。外から入ってくる情報は縮小する業界とデジタル化みたいな話でしたが、そうとは限らないって生原さんも僕達も感じているんじゃないかな。まあ、なんといっても原田社長にあった時のインパクトが強すぎて。原田社長のロックスピリットにやられたというのが正直かもしれませんが。何本か映像を撮らせていただいたのですが原田社長との会話がインスピレーション源になっています。

生原:そんなことは自分では思っていませんけどね。笑

家安:社長の引力に引き寄せられた人たち。webページでもロックな社長の写真が載ってますね。

生原:銀行マンはもちろん経営と業務のサポートをするのでシビアに数字は見ています。でもやっぱり最後は人なんですよ。商材として genjimetal は高価ですよね。そんな高いもの買うのか?と言う方もいらっしゃいますが、私は語りたくなるものは売れると思うんですよ。日本酒もワインもそうですが、人に伝えたくなるものは売れる。名刺に落款印を押していると必ずみんなに聞かれるんですね。すると語る。印鑑ってそんな商品。

家安:生原さんが感じておられる可能性そのものなチーム編成だなあと改めて座談会のメンバーを見回して感じましたよ。
だって実は原田社長はアメリカやヨーロッパ市場へもリーチしてますよね。
野口さん、アメリカのお話聞かせてください。

野口:テキサスからこんにちは!ということでオンライン参加です。

野口:昨年アメリカのクリスマスギフトシーズンにプロモーションをかけさせていただきましたが、いい結果が出ましたね。やはりアメリカってとても広くて州ごとに違う国ぐらい文化も違ったりしますし、ロスやシスコのような西海岸、NY のような東海岸だと日本文化に馴染みがある人も多いんですが、たとえば私が住んでいるテキサスだと隣の家まで車で30分みたいな感じなわけです。だからアプローチの仕方も色々変えなければいけない。でも知らない人が多いってことは可能性なんですよ。それを実感したのがギフトシーズンですね。

家安:やっぱりアメリカ市場も SNS とかが主流ですか?

野口:もちろんそうなんですが実際に出会う場所を作る事って大切だと感じます。面白いのが意外とアナログなイベントの効果なんですよ。どこの街でもファーマーズマーケットとかやっていて、そこで地元の出店があるわけなんですが、フードトラックで寿司やラーメンを売っていたりして、じわっと日本文化が伝わっていたりする。あとどこでもアニメの力は結構大きくて、アニメの中でハンコを押す場面なんかで「印鑑ってこうやって使うの?!」なんて興味を持つこともあったりします。

家安:日本もアメリカも含めてどう出会いのきっかけを作るかって大切ですね。新しい人との出会いに可能性があるとクリエイターも金融のプロも感じているわけですから。

 

 

人を表すもの、それが印鑑だとすると人が大切な時代に人を惹きつける原田晶光堂。

 

面白くなってくるぞ、ということで続きます。